24/44
前へ
/733ページ
次へ
 これはもしかするともしかして……。 「非常に出づらいんですが……」  俺の部屋着、着てくれたのかも。どんな感じになっているんだろう。 「え? 別に恥ずかしいことなんてないと思うけど?」 「う……はい、わかりました……」  俺がサラリと言うと渋々了承し洗面所からゆっくりと出てきた。 「…………」 「ほらー、全然問題ないじゃん」  照れた顔して部屋着を身に纏うマコちゃん。うん、案の定。 「このスウェット、磯崎さんの……ですよね……?」 「うん、俺のだよ。いつも着てる部屋着」  私服じゃなくてそっちを着てくれたことにまずはひと安心。
/733ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3636人が本棚に入れています
本棚に追加