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好意をちゃんと受け止めてくれた嬉しさを感じつつ。
俺の服を着ているマコちゃんをじっと見る。面白いことに、
「袖も裾も余ってないね。ジャストサイズ?」
「……ウエスト以外はピッタリでした」
恥ずかしそうに言うマコちゃん。
身長差がないせいか本当にピッタリ。身体の中心あたりが少し緩いかな、ぐらいで。
貸した、という感覚が本人には悪いけど全くない。
マコちゃんも様子を見る限りピッタリなのが複雑そう。溜め息をつく程に。
長身の女の子特有の反応か。気持ちはわからなくもないけどさ。そんなことを考えながら立ち上がり、
「んじゃ俺も入ってこよ。マコちゃんは適当にくつろいでていいよ」
あらかじめ準備していた着替えを持って風呂場へ向かった。
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