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「…………」  無言で見つめてくるマコちゃんに、 「マコちゃん、ここおいで」  開けておいた自分の隣のスペースをぽんぽん叩いて来るように促す。  同じベッドで眠る、これも体験。下心は一応抜きのつもり。 「一緒に寝て……いいんですか?」 「もちろん。じゃなきゃお泊まりの意味ないっしょ?」 「……ですよね。では、お邪魔します……」  マコちゃんは躊躇いながらも掛け布団を捲り、隣に来て横になった。   「…………」  ビールで寝付き良くなるかな、と思いきや。  全く睡魔が襲ってこなかった。隣で女の子が寝ていてもお酒が入ったら眠くなるパターンが多いのに。
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