Prologue

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1年後に、未来の消滅が確認された。 火山の噴火?彗星の衝突? いくつかの候補はあるものの、理由はまだ判明していない。 しかし、人類が消滅するのは確定している。 未来予知・観測機関[S F O]はこの事態の解決策を打ち出した。 それは人類の特異点、つまり自らの意思で未来を変えられる者に、人類の滅亡を止めてもらうというもの。 口先では簡単に言っているが、有効な打開策ではない。 なぜなら、自らの意思で未来を変えることができる者(以降は特異点と呼ぶ)は、自覚がなく、探す手段もほとんどない。 可能性としては、過去に未来を変えた経験のある者(偶然の可能性もある。というか、ほぼ偶然)に接触を図り、再び未来を変えれるのか検証する。 変えれたのなら、その者が特異点となる。
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