七月

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*華ハル/番外編 【れっつ☆なんぱ!←】 一希「(やべ。迷ったよな、これ。ケータイも置いてきちゃったし、どーすっかな…………お?) そこの子、ちょっと待って!」 圭「振り向いて)はい?」 一希「(おぉっと、かわい子さんじゃないの♪俺ってばラッキー☆) ごめんね、呼び止めて。ちょっと道わかんなくてさ、教えてもらえないかな?」 圭「ああ…この辺り入り組んでるものねぇ。どこに行きたいのかしら?」 一希「大通りまで出られればいいんだけど……」 圭「あら。なら方向同じだし、一緒に行きましょうか?」 一希「ほんと?すげー助かる!ぜひお願いしまっす!」 *** 一希「お、出た! やー、もうほんと助かったよ。ありがとう!」 圭「いえいえ、お安いご用よ」 一希「ね、ね、まだ時間ある?よかったらお茶でもどう? あ、違うよ?下心じゃなくて、あくまでもお礼にって意味で……まぁ、可愛い女の子とお茶できたら嬉しいって気持ちも嘘じゃないけど」 圭「クスッ。正直なのね。でも……折角のお誘いだけれど、用事があるから……。 それにわたし、男の子だし」 一希「……へ?お…とこ……?」 圭「そうなの。ガッカリしたでしょ?」 一希「いやいやいや、ガッカリっつーかビックリなんだけど……! マジマジ見ながら)ほぇ~…こんな別嬪さんになれんなんてすげぇな。俺じゃこうはいかないわー(ウンウン」 圭「キョトン)……ふふっ、あなた面白い人ね」 一希「それよく言われるw……って、ゴメンゴメン、用事あんだったよね。 あ、最後に名前だけ聞いてい?俺、須賀一希っての」 圭「佐々倉圭よ」 一希「んー……じゃあ、さっちゃん、だな! んじゃ、さっちゃん、ほんとにありがと!今度またどっかで会ったら、そん時こそ奢らせて?な♪」 圭「(さっちゃん……なんか新鮮だわ(笑)) ええ、そうね、その時は。 ……それじゃあ」 一希「おー、まったなー!(ブンブン」 image=501201186.jpg
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