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……どう??
どうって……どういう……?
「……あの……?」
「最近2人イイカンジでしょ~?そこんとこ須賀さんはどう思ってるのかな~、てこと」
栗崎さんの問い掛けに尚首を傾げる私を見かねてか、関さんが噛み砕いてくれるけど、すんなりは飲み込めなくて。
「………………イイカンジ?」
「うんうん」
「……イイカンジ……ですか」
「そ~」
「イイカンジ……」
「……念のために言っとくけど、須賀と風祭の仲が、って意味な」
あ、成程。
私と風祭くんの仲がイイカンジ、と……。
…………………………え。
えええええっ!?そ、それって……!!
ビッ、と傾けていた首を反射的に垂直に戻すと、じっと私を見つめる8つの瞳に初めて気付く。
真剣なようで何かに期待するような……そんな目力にゴクリと喉を鳴らしてから、私は意を決して口を開いた。
「それは……と、友達に近づけてるってことでしょうか……!?」
「「「「…………」」」」
…………あ、れ……?
見間違いじゃなければ、皆が一気に脱力したような……?
栗崎さんはあからさまに肩を落としてるし、高峯さんだって額に手を当てて首を振っている。中谷さんと関さんもやんわり笑みを浮かべてるけど、苦笑いだよね?これ。
イイカンジ、なんて言われて舞い上がっちゃったけど……。
「す、すみません、勘違いして……。やっぱり、そこまでは烏滸がましいですよね……」
残念やら恥ずかしいやらなにやらで、俯いたまま目だけで恐る恐る皆を窺えば、そこにあったのは揃ってポカーンと呆気に取られたとばかりの顔が4つ。
え……っと……??
最早頭にはハテナマークしか並ぶ隙がない私と、顔を見合わせることどのくらいだっただろうか。
不意に、くっ、と笑い声が漏れた。
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