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「パルー。」
帰って来た父親が、分解されたパルを見て、驚いた。
パルの基盤からデータを読み取り、送信先のサーバー情報も手に入れた。
逆ハッキングでの、サーバー情報から全ての事が明らかになった。
プログラムの強奪の他に、ミナの母親が、ハッキングを恐れて、データを入れたストレージを、運んでいると勘違いされて、爆破された事も記録されていた。
その情報から、悪質なハッカー集団は摘発された。
父親が知識を駆使して、ショートした基盤のメモリ内容を、作り直したパルに移植しても、メモリに入っている筈の、ミナと遊んだ記録の復元は出来なかった。
そして、パルがどうして自分から危険を知らせる事が出来たのかも、全く、分からないままだった。
おわり
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