はな と 優也

4/17
前へ
/17ページ
次へ
え? 『あっ・・おは はうわっ!』 「はな!行くぞ!」 女の子達の中にいた優也がいつの間にか隣にいて、腕をぐいぐい引かれてその場を離れる。 な、なにごと?? 挨拶してくれた男の子が気になって、後ろを振り返ると、ニコニコして手を振っている。誰だろう 『優也、どうしたの?』 急に止まったから背中にぶつかった。歩幅が合わなくて息が上がる。話しかけても無言で私の腕を掴んでいるし どうしたんだろう? 「はな。」 振り返らずにそのまま話し出す優也。 『なに?』 「つっかまえたー」 背後からふわっといい香りと一緒に温かい体温を感じる。
/17ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加