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「スキル?あぁ、僕のこれのことか。」
スキルとは産まれながらして持ってる魔力とは違い一部の人間しか開花しない特殊な能力だ。魔法は絶対に詠唱をしなけれ発動しないがスキルは詠唱も無しに強い能力を発動できるものである。
「スキル持ちになんか勝てねぇよ…ぜ、全員殺されちまうよ」
スキルを発現したものは因果関係はまだわからないが魔力が数倍に跳ね上がり、またスキルも今まで確認された中では9割方戦いに関して便利な物であるためにスキル持ちの人間は普通の人間より圧倒的に強くなる。
「い、嫌だぁぁぁぁぁぁぁ」
「助けてくれぇぇぇぇ」
「死にたくなぁぁぁぁあいぃぃぃ」
「あははは、僕はただ道を聞くついでにここの盗賊を半殺しにしようとしてただけなのに、そんなキラーパスだされたら期待に応えなきゃいけないじゃないか(武器創造:クリエイター)」
そしてこの武器創造:クリエイターは自分の思い描いた武器が作れるスキルである。
皇の手に一振りの身の丈以上の剣、否…こん棒の様な物が現れる。
見た目は剣の様だが切る目的の為である刃はなく叩き潰す為に特化した刃の形をした物がついていた。
「おやすみ」
一瞬にして皇がこん棒を振り回し盗賊達全員を吹き飛ばす。盗賊達は油断はしてないが皇の早さについていけずに岩の壁に吹き飛んでいった。
ほとんどの者が死体になったが仲間がクッションになり幸運に生き残っていた者が一人だけいた。
「あ…あぁ…が…て」
助けてとでも言ってるのだろうが歯が何本も折れ、口は痛みでうまく動かず血と涙でボロボロである。
「え?なにを言ってるのかわからないなぁ」
「ぶぇ…?」
こん棒を男の上に全力で振り落とし男の四肢はバラバラに肉塊なり真っ赤な血溜まりができた
「おいおい、あいつらが全然戻ってこねぇから来てみたら、これは一体全体どうなっちまっちまってんだぁ?」
洞窟の奥から一人の大男が出てきた。
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