393人が本棚に入れています
本棚に追加
2話 委員会決め
「ゆいは、何にするの?」と隣の席の村田あかりが、私に声をかけてきた。
あかりとは、一年生の時同じクラスで、女子特有のベタベタする感じがなく、サバサバした性格が、好きだった。
私は、黒板に一度目をやり、委員長、という項目から最後の体育委員まで一通り流すと、またあかりに戻す。
そして、私は言った。
「図書でいいかな」と。
それを聞いて、あかりはにやりと笑った。
「言うと思った。去年もやってたもんね」
と続けた。
最初のコメントを投稿しよう!