2話 委員会決め

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2話 委員会決め

「ゆいは、何にするの?」と隣の席の村田あかりが、私に声をかけてきた。 あかりとは、一年生の時同じクラスで、女子特有のベタベタする感じがなく、サバサバした性格が、好きだった。 私は、黒板に一度目をやり、委員長、という項目から最後の体育委員まで一通り流すと、またあかりに戻す。 そして、私は言った。 「図書でいいかな」と。 それを聞いて、あかりはにやりと笑った。 「言うと思った。去年もやってたもんね」 と続けた。
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