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「…そうか…。俺は移動中の車で事故にあって…」
「そう。ここに陽がいてビックリしたよ。おまけに行ってはいけない方に向かって進んでるし…」
そうか。俺は死んだのか
「いや、それは違う。」
「え、」
こいつ、心を読んだのか…!?
「僕は読めるんだよ。…陽、お前はまだ死んでない。」
「じゃあ、なんで俺はここに…?」
「ここは死にかけの奴らが来るところだ。死者の世界はここではない」
…ということは、
「まだ生きてるのか。」
「さっきからそう言ってるだろう!」
「ごめん、ごめん笑」
…ところで、
「俺はどうやったら帰れるんだ?」
「あー、それは僕に任せて。てか、僕にしかできないから。こっちにおいで」
「お、おう」
どこに向かってるんだ…?
真っ白な世界だからわけわかんねぇ…
「…ついた!」
目の前には…
大きな門。
「ここから帰れるよ。この門、僕しか開けられないんだ」
なんか、凄いところに来てたんだな俺…
「風雅、ごめんな。…ありがとう」
「ふふっ…。さあ、生きて…陽」
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