0人が本棚に入れています
本棚に追加
高校2年秋ーー
俺たちはいつものように繁華街を徘徊していた。
いつもと違ったのは、
「おい、そこの兄ちゃん達。ここは俺の島だぜ?」
暴走族の幹部に絡まれたこと。
「あぁ?そんなの知らねぇよ」
「ちょっと、陽…」
俺は知らなかった。こいつらが犯罪紛いのことをしている奴らだなんて。
きっと風雅は知っていたんだろうな。
「おい、面貸せや」
「陽…っ!」
「兄ちゃんは弱そうだからこっちな~」
「風雅っ!」
こうして俺たちは引き離され、風雅を人質にとられた俺は崖っぷちで大人しく殴られるしかなくなった。
最初のコメントを投稿しよう!