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春季二軍キャンプ開幕
春季キャンプ初日in日南
江島二軍監督のもと堀江を含めた27名がグラウンドに集まった。
「よし、集まったな、キャンプに向け励むように以上」
江島の号令の元、自主トレがスタートする。
チームリーダーの加西直也が堀江に声をかけてきた。
「おい、堀江キャッチボールやろうぜ」
新参者に気安く声をかけるナオヤに驚く堀江とその他選手
「よろしくお願いします。」
「お前、その様子だと忘れてるな?俺だよ俺、カーだよ、成練中の加西だよ。」
「あー、カーくん久しぶり、あっそっか~」
「そっか~、じゃあねよ、同じクラスではなかったけど3年間共に野球部で過ごした仲間を忘れるとはひどいぜゴリマッチョ」
「ゴメン・・・」
黙々とキャッチボールを開始する選手たち
「それにしても、相変わらず良い体してるな~、お前、俺は線が細いし完全な俊足タイプだから体作り苦労したぜ」
「僕はカーくん程器用じゃないから、技術的に今も苦労してるよ」
「そうだな、不器用だもんな、でも、一度ものにすればお前凄いから頑張れよ、このチームは前の所より練習量がハードだけど」
そう言って笑いながらキャッチボールをするナオヤにはやはり余裕があった。
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