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白田がユニフォームに着替える間黙々と打球をレフトスタンドに入れる堀江。
カーンカーンカーンカーンカーンカーン
「お待たせ、堀江くん、よろしく」
「あっ、白田さん、よろしくお願いいたします。」
「よし、3打席勝負の実戦打撃テストを開始する」
緒川監督の号令で夢の対決が実現。
江「野島さん、どういうつもりですか?」
野「なーに、真価を見るんにゃ丁度ええじゃろ?」
江「いやいや、いくらなんでも現役メジャーリーガーと対戦って」
野「いや、今は彼は現役メジャーリーガーじゃないで、フリーじゃ」
緒「あっ・・・」
野「ほんなら、お手並み拝見といこうかのう、白田くん、堀江くん」
堀江第一打席
堀「あの、白田さんと対戦!!!夢のようだ、よし、全力で行くぞさぁ、来い!」
白「さてと」
初球132km外角高めスライダー 空振り
二球144km真ん中高めストレート 空振り
三球126km 外角低めフォーク 空振り三振
堀「クソー、やっぱりすげぇな、白田さん」
白「おもいっきりが良いなこのバッター」
堀江第二打席
初球145km内角高めストレート ファウルチップ
二球143km外角低めストレート 空振り
三球131km 真ん中スライダー 空振り三振
堀「あー、クソ、当たらない!」
白「選球眼はともかくどんな球でフルスイングだな」
江「アチャー、あっという間に二打席連続三振かー」
新・緒「・・・」
堀江第三打席
堀「最終打席か、落ち着け、落ち着け俺」
白「よし、」
初球137km 外角高めカットボール 空振り
二球118km 真ん中低めカーブ 空振り
三球目
内角低めストレート 146km
白「見逃しの三振だ」
堀「・・・」
内角に迫り来る速球
ブーーン
「!?」
「!?」
「・・・」
「!!?」
「!!!」
振りにいった堀江果たして・・・
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