PRESENT

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私は声を漏らし、 今度は顔を隠す代わりにシーツを握り締めた。 小刻みにうねる波が幾度となく押し寄せる。 「んっはぁ…苦しい…よっ……」 疼く様な苦しさを何として欲しくて、 咲也に訴えかけたけど 「苦しいなら突き抜けた方が楽になれるよ」 さらりとかわされてしまう。
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