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デュバリーは続けた。
「宮廷では、王太子妃様が私に、話し掛けない事を面白がって、嫌な噂をたてている方もいるようですが、
私は、話しかけていただけない被害者なのです。
辛い想いをしておりますし、とても傷付いております。
メルシー伯から、王太子妃様に、私に話しかけてくださるようにおっしゃってください。」
デュバリーは、言い方は穏やかだったが、明らかに怒っている・・・。
次、アントワネット様が話しかけなかったら、
デュバリー夫人をもっと怒らせて、国王まで敵に回してしまうかもしれない!!大変な事になる!
メルシー伯は、必ずアントワネットから、デュバリー夫人に、話しかけるという約束をして、部屋から出た。
そして、ため息をつきながら、アントワネットの部屋に向かう。
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