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「........本っ当にすみませんでした」
私は車内の中で土下座のかわりに頭を膝と膝の間に割り込ませるように上半身を曲げる体制をしていた。
「..........よく曲がりますね」
「よく言われます」
ハンドルをきりながら、ため息を吐いた。
あの後、病院に連れてってもらい、さらにあろう事か財布は持っていたが中は空で、先生が代わりに払うこととなり、さらに家まで送り届けてくれると言う.....
迷惑掛け放題じゃねーか......
「別に構いませんよ。餓鬼の悪口なんて真に受けないのが大人でしょう」
そっちかー...
「ガキって....てか、気にしてるじゃないですか。アレは被害妄想してただけなんです、別に悪口言ったわけじゃ...」
真央がブツブツと呟くように言う
すると、先生はクスッと声を漏らした。
「冗談ですよ」
このヒト、笑えたんだ。
レアかな、Sレアかな
「何か失礼な事考えてません?」
「.....」
視線を逸らした。
「どうせ、この人笑えたんだー辺りでしょう?」
「................いえ」
さらに私は視線を45度逸らした。
やっぱりこの先生は嫌いだ。
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