第一章 野望

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 自衛隊が管理する施設から開発中の最新兵器が流出――  これは前代未聞の大事件だ。  防衛省だけの責任問題では終わらない。政府の問責決議にまで発展するのは避けられない状況だ。  もしテロにでも利用されたら同盟国や隣国、国連からも批難されるだろう。なんとしてでも秘密裏に色川を捕らえて《兵器》を回収し、事件を闇に葬らなくてはならなかった。
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