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精悍だけれど、どこかあどけなさも残したような顔つきの青年。
優しく笑う顔は、人懐っこさを感じさせる。
「いえ、1人ではないですけど…」
「おいおい柊聖(シュウセイ)、ナンパか~?」
「さすが、イケメンはやることが違うな!」
後ろで様子を窺っていた他の仲間達が口々に囃し立てた。
柊聖と呼ばれたその人はやれやれというように振り向き、
「いや、ちげーし。」
冷静に彼らを宥めた。
「ダメじゃん柊聖! この人だって彼女さんと一緒かもしんないし!」
「瑶子まで…」
…えーと…
どうしよう、これ。
置いてけぼりを食らうオレ。
このままフェードアウトすればいい?
「何か用か?」
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