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冗談めかして言う柊聖さんに、どう反応していいかわからない。
いや、やましいことは何1つないんだけど。
何だろう、夜神がここに来る前に離れないといけない。
…ような気がする。
「昼間の彼はいないの?」
柊聖さんが訊いてきた。
十中八九、夜神の事だ。
「今は身体洗ってるとこです。」
「へぇ。随分とかっこいい友達だったよね。彼、モテるんじゃない?」
柊聖さんが悪戯っぽく笑って、オレの顔を覗きこんできた。
確かにモテると言えばモテる。
実際夜神との仲を取り持ってほしいと言ってきた女の子はいるし。
今でも道行く女の人の視線を独り占めするような奴だ。
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