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「声でかいよ。」
柊聖さんがおかしそうに笑う。
いやいや誰のせいだと!
焦る。めちゃくちゃ焦る。
心臓ばくばく言ってる。
バレてる。
オレと夜神の関係が、会って間もない人に。
え?え??
オレ達、そんなわかりやすかった?
「何でバレた!? って言いたそうだね。」
「そ、そりゃあ…」
「わかるよ。昼間の彼の目を見れば。」
アイツか!
でも、目って。
「神社で俺達が話してる時に彼が慌てて割り込んできたじゃん? その時の目。すげー怖かったよ。殺されるんじゃねーかと思った。」
「………」
「その後も君の手をグイグイ引っ張っちゃってさ。ただの幼馴染みとか親友でも、あんな嫉妬に満ちた態度は取れないよなぁって。」
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