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瑶子さんは思い出したように声をあげた。
そうだよなーこんな平凡顔記憶に残るワケないもんなー。
内心不貞腐れてみる。
「ごめんなさい! 私、記憶力いい方じゃなくて!」
「はあ…」
「じゃ柊聖、よろしくね!」
瑶子さんはそれだけ言い残すと、そそくさと立ち去っていった。
残されたオレと柊聖さん。
気まずく感じるのはオレだけか?
柊聖さんはにこやかにオレを見つめてくる。
「…喧嘩でもした?」
「っ!」
柊聖さん…
いきなり抉ってくるのやめてください…
アナタのせいでもあるんですからね。
…なんて。
こんなのただの八つ当たりだ。
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