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「まぁ…ハイ。」
「…そう、よかった。」
気まずげに返答を寄越すオレとは対照的に、柊聖さんは嬉しそうだ。
夜神…柊聖さんがどこか行くまで顔洗っててくれ…
「心配してた。瑶子たちといても、君らのことばっか考えてて。」
「そんな…」
「元はと言えば俺が馴れ馴れしくしたから、君の彼氏は怒ったワケだし。」
ええそうですよ。
なんて言えないけど。
柊聖さんも悪気があって声をかけてきたんじゃないってわかってるし。
それでも夜神は嫉妬を隠そうとしない奴なのもわかってるし。
受け入れるしかないものは、受け入れるしかないのだ。
「俺が昔付き合ってた奴が懐かしいな…」
「はあ…」
思い出話は良いです。
夜神が戻ってくる前に逃げてください柊聖さん。
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