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「…オイ。」
不穏な声が背後から聞こえる。
…ああもう、戻ってきちゃったよ。
めちゃめちゃ不機嫌な顔をした大魔神…もとい、夜神が。
美味しく朝食を頂く筈が、一気に戦場に早変わりしてしまった。
オレと夜神がまったく楽しそうじゃないのに対し、柊聖さんはにこやか顔を崩す気配がまるでない。
一体どんだけ神経図太かったらこの状況でそんなニコニコしていられるんだ…
「テメェ、昨日からアキにべたべたしやがって、どういうつもりだ? 言っとくが、アキに触っていいのは俺だけだ。」
剣呑な口調で夜神が言った。
その発言は嬉しい…けど、公衆の面前で言うのはやめてほしい。
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