1910人が本棚に入れています
本棚に追加
『ところで、諒は?』
「風呂に入ってます。」
やましいことがあるワケじゃないんだけど、何となく夜神の前で真哉さんに電話するのは気が引ける。
だから夜神が風呂に入ったタイミングで電話をかけた。
…けど、そろそろ出てくる頃合いじゃないかな。
『別に俺と電話してるって知られてもビクビクする必要はないんじゃないか? やましいことをしてるワケじゃないし。』
「まぁ、そうですけどね…でもアイツすぐ拗ねるし…」
『確かにな。そういうところはガキっぽい。』
ハハ…と笑う真哉さん。
笑い事じゃないですってば。
一旦拗ねるとどうなるか、さっき話したばかりじゃないですか。
「誰と話してる?」
最初のコメントを投稿しよう!