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「……あー…」
何を言えば良いのか、考えあぐねている夜神。
その様子に、オレの心中は不安で埋め尽くされる。
まさか…本当に浮気…?
いやいや夜神に限ってそんな真似するワケない。
…そんなのもオレの願望に過ぎないのだけれど。
その時、夜神はズイッとオレに接近してきた。
突然の距離の近さに内心ドギマギするオレ。
「なぁ、アキ。」
「な、何でしょう…?」
顔が引きつっているいるであろうオレに対し、夜神の表情は至って真剣。
浮気…とか疑ってる場合じゃない。
「明日、行きてぇトコがある。勿論、アンタと2人で。」
「は…?」
「ぜってぇ行くから。引きずってでも連れてくからな。」
「え…ちょ…」
え?
意味不明な宣言を残して、夜神は風呂に入っていった。
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