同棲始めました。

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でもそれが逆効果だったようで。 「どうもしねぇって態度じゃねぇだろ、ソレ。」 「ホントにどうもしないって。」 「じゃあこっち見ろよ。」 ああもう! しつこい! このまま意地を張ってると埒があかないと思い、無理矢理顔を上げると、すぐそこに夜神の顔。 「───っ!」 思ったより近い距離に、心臓が大きく跳ねた。 …近くね? こんな至近距離、オレじゃなくてもドキドキするだろ。女とか。 「あ───」 「アキ。」 この距離じゃ、逃げられる筈もなく。 「っ、ん」 あっさり、奪われた。
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