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その時、夜神からLINEが来た。
どぎまぎしながら開くと、
『今どこにいる？』
そんな質問。
思わず腕時計を見ても、まだ4限が終わる時間じゃない。
『講義終わったのか？』
『まだ。クソ退屈だけど｡』
『真面目に受けろよ｡』
『必修だから受けてるけど、そうじゃなかったらぜってー取らねー。アキに会いたい｡』
「………」
会いたいって、毎日嫌ってほど顔を突き合わせてるというのに。
まったくコイツは…オレのこと好きすぎるだろ。
…自分で言うのも痛いか。
『今図書館。終わったら教えて｡』
それだけ打つとスマホを置き、とにかく目の前の課題を片付けることに集中し始めた。
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