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ドサッと勢いよく床に押し倒され、オレの視界は白い天井と夜神の顔だけになった。
押し倒された衝撃で背中に少し痛みが走ったけれど、大事な頭にはあまり衝撃がこなかった。
夜神が、手で頭を支えていてくれたから。
夜神の手がするするとオレのズボンを脱がしていく。
こ…ここでするの!?
驚きと困惑でオレに覆い被さる男を見つめると、夜神は苦笑して言った。
「…悪ィ。わざわざベッドまで移動して服脱いでる余裕ねぇ。」
切羽詰まったその響きに、脳髄が甘く痺れる。
夜神はオレの下に着けていた衣類を全て剥ぎ取ると、おもむろに下の方に移動した。
…まさか。
まさか、と思っている間に、ねっとりとした何かが、オレのソレに絡みついた。
「────っ!」
吸うようないやらしい水音。
欲望に触れる熱。
「あ────!!」
ビクビクと腰が震える。
閉じそうになる脚を、夜神の手が強く押さえた。
見なくてもわかる。
“咥えられている”
“舐められている”
その2つの事実だけで、全身の血が沸騰する。
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