1910人が本棚に入れています
本棚に追加
半ば乱暴に腰を打ち付けてくる夜神。
己の欲望をオレの内壁に擦りつけるようにして出し入れする。
近づいたり遠退いたりする夜神の顔に、余裕の“よ”の字も見つからない。
「アキ…」
「ん、んんっ───あ、ぅ、ぅんんっ、ゃ、」
「アキっ」
「ダメ、ダメ…ェ───はぁっ、ア、あっんん…あぁぁぁー…!」
ギリギリまで引き抜かれ、じっくり、じっくりと貫かれた瞬間。
まるで押し出されるように、オレは白く濁った“熱”を吐き出した。
「アキ、またイッたのか?」
夜神が動きを止め、オレの額にかかった前髪を優しくはらう。
オレ───変、だ。
夜神の指先が触れただけで、身体が熱くなるなんて。
ただそれだけで、全身を愛撫されたような感覚に陥る。
そんなの、絶対、変だ。
最初のコメントを投稿しよう!