雲間から覗く光

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純から別れを告げられて数日が経った。 私はその間大学に行くことはなく、家にこもっていた。 連絡のつかない私を心配して、英子は家を訪ねてくれた。 なぜ振られたのかは未だにわからないけれど、英子にもちゃんと話しておいた方がいいと思って、その日は二人で朝までお酒を飲んでいた。 梅雨の真っ最中である今、久々に晴れた今日、私は大学に向かって歩いている。 いい加減外に出ないといけないって自分の中でも思っていたし、何より今の研究を放っている状態は非常によろしくない。 まだ早い時間だけど、研究に没頭しようと家を出たということ。 研究室に着けば、やはり誰もいない。 白衣を羽織って研究のための準備を開始した。
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