第4章 ハピネス

9/30
前へ
/101ページ
次へ
うなだれる先輩の肩を叩きお先ですと声をかけて地下の駐車場に向かう。 メッセージを開いて1番上のトークをタップする 『今どこ?』 一言送るとすぐに既読がつき、口角が上がる 『駅前のスーパーにいるよ』 「スーパー?……土曜日の買い物か?」 『迎えに行くからそこにいて』 『まだかかりそうなの』 『中に入るよ』 『ありがとう』 そんなやり取りを終えて、俺は地元のスーパーに行き先を変えた。
/101ページ

最初のコメントを投稿しよう!

466人が本棚に入れています
本棚に追加