mystery file1

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「それもそうだよなー」 時計を見ると、午後10時。深夜1時くらいなら監視の目をくぐり抜けて公園くらいいけるかな。 殺人予告は俺宛ではないし、1時間くらいなら。 「俺、やっぱ行くわ」 「気をつけてな。」 男は微笑んだ。 「珍しい、心配なんて」 また、こいつの無茶な提案に乗っかってしまった。 「そう言えば西条。心は決めたか?」 急に座っていた椅子から男は立ち上がった。 「何の」 「脱走の件だ」 「あぁ。」 俺には正直、寮から脱走する理由なんてない 何も身の回りに起きているわけじゃない…これから起きるのかもしれないけれど…
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