第1章

3/5
前へ
/5ページ
次へ
すぐに我に返る。送ってしまった。 西田は後悔にも似た感情に苛まれた。 するとすぐにメールの着信音が鳴る。 梨沙からだった。 名前、なんて呼んだら良いですか?私は梨沙で大丈夫です。 わかった。西田でいいよ。 返した言葉は相手の女の子には無愛想にとられただろうか?西田は携帯の画面を見つめながら考えてた。 したの名前で呼びたいんですけど、西田さんの下の名前知らなくて…(笑)おこがましいですね。 なんて梨沙からの返信。 不覚にも西田の胸は高鳴った。 全然大丈夫。蒼太って名前。ご自由に。 じゃあ、蒼太くんって呼びますね! 敬語じゃなくて大丈夫。 わかった!タメにするね。蒼太くんってなにか好きなモノあるの? しいて言えば車かな…?ごめん。梨沙にはわかんないか。 実はね、私も好きなの!蒼太くんみたいな話が合う人がいて良かった!(笑) 西田は驚いた。今まで車が好きな女なんて見たことなかった。合コンで会う女の子然り、今までの彼女然り、車の良さを分かってくれる女の子に出会ったことがなかった。
/5ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加