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すぐに我に返る。送ってしまった。
西田は後悔にも似た感情に苛まれた。
するとすぐにメールの着信音が鳴る。
梨沙からだった。
名前、なんて呼んだら良いですか?私は梨沙で大丈夫です。
わかった。西田でいいよ。
返した言葉は相手の女の子には無愛想にとられただろうか?西田は携帯の画面を見つめながら考えてた。
したの名前で呼びたいんですけど、西田さんの下の名前知らなくて…(笑)おこがましいですね。
なんて梨沙からの返信。
不覚にも西田の胸は高鳴った。
全然大丈夫。蒼太って名前。ご自由に。
じゃあ、蒼太くんって呼びますね!
敬語じゃなくて大丈夫。
わかった!タメにするね。蒼太くんってなにか好きなモノあるの?
しいて言えば車かな…?ごめん。梨沙にはわかんないか。
実はね、私も好きなの!蒼太くんみたいな話が合う人がいて良かった!(笑)
西田は驚いた。今まで車が好きな女なんて見たことなかった。合コンで会う女の子然り、今までの彼女然り、車の良さを分かってくれる女の子に出会ったことがなかった。
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