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どさっ
鈍い音と共に衝撃が走った。
『いててて』
メンディーは思い切り床に体を打ち付けていた。床にぶつけた頭に手をやりながら体を起こすとキョロキョロと周りを見渡す。
だがそこはさっきまで自分がいた場所ではなかった。それに一緒にいたはずの四人の姿もない。
『ここは…』
メンディーがいるのは大きなバルコニーを有する広い部屋。それはまるで海外の城のパーティールームのような豪華な部屋だった。
高い天井から垂れ下がるシルクのような光沢を放つカーテンは風に波打っている。
メンディーは気付いた。バルコニーの手前に立ち外を見つめる一人の男に…その男はマントでその姿はよく見えないが、光り輝く甲冑を纏っているようだった。
メンディーはその姿に目を奪われていた。するとその男は気配に気づいたのか振り返った。
『あ…』
男の顔を見てメンディーは息を飲んだ。その男はEXILEのボーカル、アツシその人だったからだ。だが、何か違和感を覚える。
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