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『瞳が…』
『これはサングラスって言うんですよ…って、アツシさんのトレードマークじゃないですか』
『サングラス…』
アツシは不思議そうにサングラスを見つめ、メンディーに近づいて行く。
自分の前に立つアツシには先程までの殺気はない。ホッとしたメンディーはアツシにサングラスを差し出した。
『かけてみますか?』
アツシはサングラスを手に取ると不思議そうに見つめている。だがメンディーがしていたように、自身の瞳を隠す。
『なんと!』
さっきとは比べ物にならない程驚いた様子のアツシを見てメンディーは相好を崩す。
『やっぱりアツシさんはそれをかけてないと…』
そう言ったメンディーはバルコニーから差し込んできた光に目が眩んだ。
『眩しい!』
慌てて目を隠したメンディー。それを見たアツシは瞳を隠していたサングラスを外した。
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