2章 初トラベル

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「いってきまぁす」 あれから朝食を食べ、守と喧嘩しながら支度をした。 そして今、約10年ぶりの高校に向かっている。 うわぁ~なんか本当に変な感じだなぁ~ 徒歩15分で着く距離の私の高校、まぁ家から近いというのもこの高校を選んだ理由だったっけ 学校に着くと後ろから急に抱きつかれた。 「わっ!」 「早紀ー!おっはよぉ!!」 振り返ると抱きついていたのは高校時代からの親友の千田舞だった。 「舞!おはよ!うっわ!久々だねー!」 「はい?昨日もあったじゃん」 そうでした… でも本当に久々だったんだもん 今じゃ舞、結婚して1歳になる子どももいて、なかなか会えてなかったし 「えーと、なんか久々感があってさー」 アハハと笑って誤魔化すと 「そんなに舞に会いたかったのー?まったくしょうがないなー」 とふざけながら笑っていた。 何とか平気みたいだ… 会話に気をつけながら舞と教室へ向かった。
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