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ある山のすそ野に、お母さんと二人暮らしのおんなのこがいました。名前は、みどりちゃんです。
みどりちゃんのお父さんは、今は、お仕事でここにはいません。
お父さんがいなくて寂しいけど、みどりちゃんは、毎日元気に過ごしています。
みどりちゃんには、仲のいいお友達がいます。子豚のプーちゃんと猫のニャースケ、犬のりんちゃん達です。
いつも三匹と一緒に遊んでいます。そのおかげ
でお父さんのいない淋しさも何処かへ飛んで行ってしまいます。
ある日、山の小川で遊んでいると、プーちゃんが、まん丸い赤い扉を見つけました。
「みどりちゃん、ここに、まん丸い赤い扉があるよ。」プーちゃんの声に、みどりちゃんが近づいてきます。
「あー本当だあ。プーちゃんまん丸だね。アレー何か書いてあるよ。え~と、この扉の向こうには、赤いものがあるよ。だって入ってみようか。」
「うん。そうだね。入ってみようよ。何があるのか見て見たいな。」と、三匹が言うと
みどりちゃんは、赤い扉のノブに手をかけて、そっと開けてみました。
すると、そこには、赤い世界が広がっていました。
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