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魔術と呪術の違いはわかるか?
大概の人はわからないか、違いはないとでも言うであろう……だが魔術と呪術は大いに違う。
魔術も呪術と似て生贄やちょっとした呪文を使うことはあるが、それこそが魔術と呪術の違いである。
魔術は自身に対して使うことは出来るが、呪術は自身に使うことはない……単に害があるかないかだけのことだ、他にも呪術は呪いが殆どを占めるが願いを叶える為のモノもある、中には人の姿を変えるものも……。
魔術も呪術と似て同じ様なものが大半であるが、姿を変えることに関しては全く違うといえよう。
呪術でかけられた者は、呪術をやらなければ戻ることはない。どんな解呪でも解くことはできない、それほどまで強力な術である。
対し、魔術はその術に対し相反する術をかければ反発しあい相殺することもある、もちろん解けるものが大半であるが、強力な術ほど解くのには何かしらしなければならない、おとぎ話であるようなお姫様のキスや王子様のキスなどであろう。
これこそが、魔術と呪術の違いと言えよう……
私がこれから話す話はこれからここに来る少年……いや、人形師の少年に起きた……事件の話だ
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