ロリとシロ

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次の日から、あーちゃんと、シロとロリと一緒に遊びました。 木のブランコに乗って、風のように揺れているあーちゃんの姿があります。 シロは、あーちゃんの背中を押しています。 風の妖精ロリは、そよ風を起こして、あーちゃんを反対側から押しています。 おかげで、あーちゃんのブランコは、いつもより、大きく揺れるのでした。 あーちゃんはとてもご機嫌でした。 「シロ、ロリ、次は、かくれんぼをしようよ」とあーちゃんが言います。 シロとロリは、うんと頷くと、シロが鬼になって、かくれんぼを始めた。 シロが、目をつぶっていると、あーちゃんと、ロリが隠れます。 あーちゃんは、木の陰に、ロリは、草むらに、隠れました。 そして、二人で 「もーいいよ」と言うと、シロは、目を開けて、鼻をクンクン鳴らしながら、あーちゃんと、ロリを探します。 シロの鼻はとても良く聞くので、木の陰のあーちゃんは、すぐに見つかりました。 シロは、 「あーちゃんみーつけた」と言うとにこにこしています。 見つかったあーちゃんは、 「あー見つかっちゃった」と言いながら、舌をペロっと出しています。
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