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しばらく追いかけて行くと森の木々が終わり、広い、広い野原にでました。
セッちゃんはこんなところ来たことがないので、目を真ん丸にして見入っていました。
「すごい、なんて広い野原なの、いろんな花が咲いている」セッちゃんは思わずつぶやいていました。
青い空に白い雲がプカリプカリ、浮かんでいて、色んな花の匂いがして心地良くなりました。
色鮮やかな花々たちに囲まれて、目の中がいろんな色で染まっていくのがみえます。
花々の上を、羽の生えた妖精たちが飛び交っていました。
「クスクス、ウフフフフ」と妖精たちの小さな声が聞こえてきます。
楽しそうな声で、笑っています。
セッちゃんは、その光景を大きなお目めで見つめています。
うさぎさんはそんな、セッちゃんを見て、声をかけます。
「ねえ、セッちゃんあの可愛い妖精さんたちと、お友達にならないかい」その言葉に、せっちゃんは、
「え、ほんとに、なれるの?なりたいなあ。なりたーい」というと、ぴょんぴょん飛び跳ねだしました。
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