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「それじゃまた明日ね。おやすみ」
「おう。おやすみ」
レイナの部屋は3階。オレは2階、という事で階段の所で別れを告げてしばらくお世話になる部屋へとご到着。
高くも安くもない所を借りたんだけども、意外とベッドも綺麗にしてありソファまで付いてる。
1つあるドアを開けるとユニットバスがある。
部屋の広さも窮屈じゃないしこれなら問題無さそうだ。
「ふぁ~」
眠い……。転移が気軽に使えなくなった今、この街に来るのだけでも疲れたし、野球ではしゃいだのもあって眠気が一気に押し寄せてくる。
風呂入ってささって寝るとしよう……。
あの楽しかった1日も終わり、その次の日、また次の日も元気よく遊びつくして迎えた12月31日。オレはレイナと祭りに行く約束をしており、その為に準備をしている。
準備と言っても着替えて、あとは寝癖とかを直すくらいなんだけど。
ちなみに野球はまた王国代表が勝ちましたよ……帝国人だからやっぱり悔しい。
残りの3チームが敵討ちをしてくれる事を願いながらひとまず窓を開ける。
すると外の通りからは人々の騒がしい声が聞こえてきた。
みんな祭りがあるから出て来てるんだろうな。
にしても冬に祭りなんて珍しいよな。レイナに誘われなきゃ行かなかったところだ、寒いから。
夏は暑いって理由で行かないんだけど。
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