あなたの笑顔に2回目の恋をする

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誰もいない資料室で─── 「ちょっ・・・!ん・・・野上っ・・・やっ!!」 噛みつかれるように唇を奪われた。 ───野上樹(のがみいつき)に。 壁に背中を押しつけられ、無理矢理に野上の舌が私の口の中に侵入してくる。 初めは添えるだけだった野上の指先が、 キスが深くなるごとに移動していく。 野上のことなんか好きじゃないのに・・・・ 「・・・っ、や・・・!」 私が好きなのは・・・・こんなに冷たい野上じゃない。 「っんんーー!!」 野上が触れる部分はやたらと熱くて・・・・ 流されまいと自分を保つのが必死だった・・・・ 頬を伝った温かい雫は──── 私と野上、どちらのものだろう────
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