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「あ! ジェ……ジェイドぉ!?」
「よ……よお、奇遇だなあ」
正体が明らかになった同級生は鼻の頭を掻きながらそんな事を言った。
「あ、あなたどうしてここにいるの? 何しに来たのよ?」
「うるせぇな、どこで何しようが俺の勝手だろう」
「やだ、私をつけてきたんでしょ!?」
「んなわけあるかよ! こんな色気のねえ女の後つけて何の得があるってんだ!?」
「な、なんですって? オモテ出なさいよコラ!」
「やめたまえ! みっともない」
大佐が一喝すると、2人はビクリと身体を直立させた。
大佐は招かれざる客であるジェイドに対し、訝しげな視線を投げかけた。
「君も学生か?」
「ああ……」
「名前は?」
「ジェイド」
「ジェイド君、みだりに不法侵入しては逮捕されても文句は言えんぞ。君もアース警察になるんだろう? 以後気をつけろ」
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