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アキラとジェイドはゴクッと唾を飲みこんだ。
大佐は続ける。
「なので、レーダーで周辺の異常を前もってキャッチして判断するんだ。事前に針路を確保することで危険を回避する。今はご覧のとおり、アン・ボニー号の半径100スペースカイリには、登録されている船が通常運航しているだけだ。これはタイタン国の貿易船だな」
レーダーの画面を見せてやりながら説明すると、アキラ達は興味深々で頷いた。
「というわけで、数時間は危険のない状態と言える。2人とも今日は疲れただろう。ゆっくり休んでくれ」
そう言われた2人は、お互いに疲れが浮かんだ顔を見合わせると、ホッと頬を緩めた。
初めての任務の初日は、こうして無事に終わった――。
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