第1章

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お客さんも馬鹿ではない。店の関係者の交際相手だろうと言うことは誰しも感づいていた…  その他女の子などのいろいろな理由もあり、女は店をたたんで知り合いの店で一女の子として働く事を選んだが、男はまだ働こうとせずにビールを飲み携帯を使いパチンコに行く生活をしていた。この頃には買い物にすらもついて来て女が挨拶する異性全部を、どういった関係か一部始終女に聞いた。  もともと自由奔放な性格の持ち主の女には男の行動に嫌気がさしていた。 言葉を交わす異性全部を根ほりはほり聞かれるし、家に遊びに来た女友達の会話に出てきた異性の話までさせられる。一緒に飲みに行けば帰りには変な妄想をだき、「絶対なんかあったやろがぁ!」と暴力!歩いてて後ろからいきなり飛び蹴り!なんて事もあった。 『もうダメ別れるから出て行って』と言う女に 「コッチこそ!お前みたいな淫乱女いらんけ!」と、今まで想像、妄想してきたものが本当に在ったかのように母親へ連絡して荷物をまとめて母親の元へ帰る。 どうでも良かった。好きなように言ってくれ!関わらないで居てくれればそれで良い。
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