始まりは何時も突然に?

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「にゃーーにゃいにゃーー!にゃるにゃるにー!?(すっごい綺麗な人です!お母さんですか!?)」←ちょっと落ち着いた 「あぁ、本当だわ……私もあの人も黒髪だから………きっと、この子は魔力の愛し子ね……」 「そうですわね、奥様……あ、でも銀髪になる程ですからもしかしたら魔力が封印されているかも知れませんよ?」 「……ぇ、」 「母体よりも魔力の多い子は母を傷付けない為にある程度成長しても魔力を封じたままでなかなか解放出来ない事が多いと聞きます。 …それに気付かない中流貴族は魔力封印がなされている子も先祖帰りで魔臓を持たない子も皆魔盲で強さを持たない役立たずだと言って死の森や迷いの森等に我が子を捨てると聞き及んでおります…」 「にゃ!?にゃにゃにゃーにょ!?(え!?捨てられてしまうのですか!?)」 折角物知りさんが色んな事を教えてくれたと思ったのに違うんですか!? 「あら?この子、私たちの会話聞いていたのね…まるで理解しているようなタイミングで喋ったわねぇ…」 そんな事よりも!! 「にゃいにゃいにゃ!?(私を捨てるのですか!?)」
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