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移動は船だと思ってたけどまさかの石。石がピカーっと光って思わず目を閉じて次に開いたら家の中。
で初めての石??魔法??酔いでダウン。早速ベッドお借りしています。
しかもフラッときたのを抱き止めてもらい所謂お姫様抱っこで運ばれる…恥ずかしい。ヒョロイけど180の男をお姫様抱っことか、マサムネさんどんだけ鍛えてるんですか。
「具合は如何でしょうか?」
俺にそう聞いてきたのはこの家のメイドさん。生メイドさん初めてみた。そして可愛い。
「お陰様で少し楽になりました。お手数お掛けしてすいません」
「本当にお医者様呼ばなくて大丈夫ですか?」
「はい、大丈夫です」
「そうですか。マサムネ様は夜にはお帰りになると思うので」
「はい。あ、あのこの国の事お聞きしても宜しいですか??」
「はい」
それからメイドのメアリーさんが色々話してくれた。
この国はガーランド王国とりあえずデカイ国らしい。貿易も盛んでこの国に入れば大抵の物は手に入るとか。そして予想通りマサムネさんはガーランド王国王子、三男だけど物凄く優秀で国になくてはならない存在との事。
知らない国を知るのは楽しいな。
「是非佐藤篤人様も城下をお散歩してみてくださいませ」
「あ、あの篤人で大丈夫です。俺庶民だし」
「だめです。マサムネ様のお客様です。佐藤篤人様」
「じゃあせめてフルネームじゃなく篤人で」
「かしこまりました、篤人様」
俺はメアリーさんの眩しい笑顔にドキドキしてしまいました。
お暇ならこちらの本をどうぞとガーランド王国の歴史の本を渡してくれたメアリーさん。俺はパラパラ捲ってみる。
「やっぱ読めるな」
異世界に来たハズなのに読める字。そこは不思議だけど助かる。喋れないし、字も読めないとか耐えれないし。
ガーランド王国の歴史の本を読みながら俺はまた眠ってしまった。
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