第1章

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私は玄関を出た。 いや、正確には出ようとした。 「結衣!?」 玄関を開けると そこには公園にいるはずの結衣がいた。 「嘘ついたら針千本飲ますって約束したでしょ?」 「私嘘なんかついてない!!」 「よくついてないなんて言えるね。私との約束忘れてたくせに」 「だから忘れてないって…!」 「ほら、早く飲んで?」 「結衣、っ」 「いいから早く飲めよ!」 怖くなった私はそのまま意識を手放した。 菜々美がその後どうなったかは あなたのご想像におまかせします―――――。        ―end―
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