2人が本棚に入れています
本棚に追加
/9ページ
～～～研究所・地下～～～
悠
「ここか？」
『声』の主を探して、地下へやって来た
しばらく探していると、また声が聞こえた
少女の声
『ココダヨ、ココ
ハヤクミツケテ』
その声に振り返ると、一つだけほのかに明るくなっているカプセルが有った
カプセルの目の前まで近付いた悠は驚いた
声の感じからして、十代だとは思っていたが、どう見ても小学生か中学生にしか見えなかったからだ
カプセルの水を抜くボタンを見付けた悠は、無意識の内にそのボタンを押していた
完全に排水され、カプセルのフタが開く
少女が倒れて来たので、悠はその女の子を抱えた
悠
「え！？」
悠は再び驚いた
裸でカプセルの中に入っていたので、アンドロイドか何かだと思っていたの不（だ）が、感触が人間の女の子そのものだったのだ
驚きはしたものの、取りアえず悠は、少女を近くの台に乗せる事にした
最初のコメントを投稿しよう！